エアバッグは補助安全装置。メインはシートベルト。

安全装置が裏切った時の損害は致命的です。

 

居住地近場に、名勝景勝地に遊歩道が完備されています、手すりがあって、途中、急な坂を登るため、チェーンがぶら下がっていて、それをたぐりながら登るようになっています。
閑散な、その遊歩道はほとんど人とすれ違いません。すたびれているのです。このチェーンの点検はいつだろうか?疑問に思ったことがあります。そう言えば、広島県安芸の海に浮かぶ江田島に古鷹山と言う山があって、ここにも細いチェーンがありました。30年以上前の記憶です。
このチェーンを力いっぱいたぐって登るのですが、もし、切れたら。多分、死亡するでしょう。安全装置の裏切りは、装置である以上、人為的に作られたものですから、そこに必ず責任者が存在します。このチェーンはどこのどの機関が設置したのだろうか。もしや、有志の手によるものだろうか。そうすると、後続者の安全を慮って(おもんぱかって)取り付けたことになります。そうであれば、このチェーンが切れたことによる事故はどうなるのだろうか。

エアバック

エアバッグは強力な補助安全装置です。補助(サプリメンタル)とあるのは、メインがあるということです。それがシートベルトなのですが、ド素人の我々に対する説明として問題はないでしょうか。それを「SRSエアバッグ」と言う必要がどこにあるのか。8文字です。「補助エアバッグ」と言えば7文字だし、漢字なので始めから意味が解ります。

 

エアバッグが裏切った事故の大半は、被害者が「補助」の意味することを実施していなかったからです。エアバッグは高圧ガスの噴出では間に合わない刹那に動作せねばならないので、火薬で膨らませます。非常に高速で拡張するので、シートベルトを装着していなければ、衝突による急停車の慣性で身体が車速で前方へ倒れるのに加えエアバッグの拡張圧力が重なり、重篤な怪我や死亡事故が起こっています。想定事故です。「補助」であることを徹底して知らしめる姿勢があるなら、「SRS」とはならないはずです。

 

タカタのエアバッグは世界中に拡散しています。今ここでの発言は日本人を前提に言っていますので外国では当てはまりません。そうではなく、自動車メーカーの姿勢を問いたいのです。「タカタが製造した。」と言います。下請けメーカー(大会社ですが)の存在は責任を分散することに有効かもしれません。しかし、タカタが「SRS」と表示して欲しいと言ったのでしょうか、もしそうなら、「いや、安全性の問題で現地言語で示す」とすればいいことです。つまり、姿勢です。本気かどうか。